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新光歴239年4月3日 1040
ナベリウス・壊世区域


師匠「お姉ちゃんー起きた?」

お姉ちゃん「うん、起きてるよ~」

師匠「朝ごはんはここに置いてね」

お姉ちゃん「ね、まだ会えないですか?」

ゆい「うん、お姉ちゃんが出たらまた感染されるから」

お姉ちゃん「早く、治るといいな」

師匠「大丈夫、あたしはちゃんと策があるからね」

お姉ちゃん「頼もしいね、さすがうちの妹!」

師匠「えへへ」

お姉ちゃん「でもね、感染されても構わないよ、妹の病気なら」

師匠「お姉ちゃんのバ!でも、そういうとこも好きだよ、ふふっ」

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新光歴239年6月2日 1400
アークスシップ九番艦 ハガル

ゆい...

ラキア「ゆいさん、しっかりして」

ゆい「うっ、うんん」

長いそうな眠りから目覚め、意識はまだ朦朧にしてる。筋肉と骨の劇痛が四肢から勝手に神経を通す脳まで伝わる。四肢、というのは少々間違ってるかもしれない。左前腕を感じなくなった。切り口を極めてキレイです、たぶんなにか鋭いの刃物にざっくり切断されたそう。

ゆい「夢じゃなかったんだ...」

ラキア「大丈夫...とは見えないですね」

ゆい「ひゃ!ラキア教官!えっと...」

まだ夢中のわたしが突然上からの声に驚いた、でもそのおかげでやっと状況を見える。あいちゃんとナナさんはすぐ傍にいます。まだ起きてないものの息はちゃっとありますので心配はない。そしてわたしはラキアさんの膝に横している。言い換えれば膝枕です。

ゆい「ご、ごめん!今起きますから!」

ラキア「いいよ、今は大人しく休んでください」

ゆい「じゃお言葉に甘えてー」

本来は怒られっちゃうってビビたけど、許可があれば遠慮なく使う。百戦錬磨の将のイメージと反するラキアさんの太ももは案外柔らかいでした。

ゆい「ふかふかて布団みたい!」

ラキア「そ、そう?ありがとう」

以外にどころに褒められて、いつも固いそうなラキアさんでも顔が赤くなった。たぶん普段じゃ見せないだから一時的どう反応すればいいのかわからないでしたね。

ゆい「ラキア教官、さっきの全部見ましたの?」

ラキア「あっ、いや、途中からしか見えなかったのため、詳細の報告を願います」

わたしだって起きたことよく理解できないです、でも記憶ははっきりしてるから報告はちゃんとやります。

その時、倒されあいちゃんとナナさんを見て身体が火照ちゃった。わたしじゃない誰かが中に居て、わたしの身体を勝手動いさせた。

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新光歴239年6月2日 1330
アークスシップ九番艦 ハガル

ある偉人は言う、「最も大きな危険は勝利の瞬間にある」。偽りの勝利はいつも危機が伴する、だからどんな状況でも慢心はいけませんって戦闘の基本です。訓練で危機感を上がることはできますが、老兵にも新兵にもよくあるミスです。正規でもないわたしたちはさらにしかたないことも言えるでしょう。ただ、これは命を取る。

油断大敵、そして油断のあと出現の大敵は4機のコブラヘリでした。もし事前に察知できったら逃げるくらいは可能かもしれない。今は処刑される犯人のよう、ヘリの執行を待つしかできません。実際に大人しくするわけはない、無駄でも必死に抵抗しようとした。悔しいでも逆転する術は存在しない、落とせて、防げる数じゃないから。

ゆい「散開して!このままじゃ的になるだけ。設置物から離れて、爆風に巻き込まりますから」

こんな劣勢でも、わたしはわずかのチャンスを掴めたいです。持ち堪えばラキアさんがきっと助けに来ます。

ナナ「うっ...!」

ゆい「ナナさん!」

バイタルは消えていません、ただ気絶している間じゃ自衛できなくなる。数メートルだけ離れたのに、わたしたちは救援を向かえない。

アイタル「ゆいちゃん、私を置いて逃げて」

ゆい「いやよ、なにを考えてるですか?するわけないじゃん」

アイタル「ちーがう、私は犠牲にするつもりはない、助け手を連れてきて!」

「ならわたしが残る」って言い返したい時に、ミサイルがあいちゃんの後にいる。わたしの声は届かなかった。

憤怒、不安、恐怖、様々な感情が一気にわたしを押し倒す。普段のよう理性的の思考をできず、怒り、本能のまま動く。仇を討ちたい。

ゆい「目覚めよ、〇〇〇」

知らない名前を叫んだ。

ゆい「ヨクモー、ヨクモ!」

人間って危機だからこそ秘めた自分もしらない力を発揮する。胸の奥から熱い力が漲る、体が軽くなってなんでもできる気がする。しかも手が、ネコっぽいになっていく、爪だけではなく、毛まで出た、自分は見えないけど尻尾の感覚もある。こんな異様な変化に、わたしは意外に納得できる、まるで最初から全部知ったそうに。

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これなら敵を倒せる、揺るがない信念がココロに生まれた。一切の根拠もなしに、絶対の事実として認識した。気付いた時にはもう、手も足も思う通り動かなくなった、自我意識を持つみたい好きのまま行動した。周囲を見なず、敵意の下に攻撃に入る。

残像が作れるほど速やかに駆け出す。ミサイルの雨に本当の猫のように一本一本の着弾点を精確に読む、正確的に回避する。当たらない兵装じゃ意味がありません、ガトリングへ切り替えわたしに撃つ。残念ながらそれは無駄の抵抗です。標的に当たる前に鋼鉄で作られた弾丸が先に解体した。

嵐の中に敢えて進む、強敵へ立ち向かう。ヘリの銃撃に止めず真っ直ぐで走る、強化された体力で先頭のヘリに跳ぶ。ジェットブーツ使えなくても、自力だけで普通至らない高度まで行ける。ヘリは強そうにみえるが火力は前方に集中したのため、ホントは近接自衛能力が弱いタイプです、一度その懐に潜みこんったら反撃される恐れはない。

渾身の力を込め、全力の一撃で叩く!拳に触れた瞬間で一切の物理法則から解放され、ありえないスピードで飛ばされた。元々そこにいるみたいであるビルに深く埋まった。直撃を受けた装甲板はともかく、ローターをはじめ他のどころも粉砕された。バラバラにした破片は地面に落ちる、もうヘリの形に戻れない。僚機があっという間に撃墜されたから、残り三機は散開し、包囲殲滅の作戦へ移行する。それは、また一つの失誤です。

ゆい「ハァ...ゼンブオトス、ハァハアア」

獣みたいに歪んだ言葉を口に出す時はわたしまで驚いた、意識ははっきりしてないからまだコントロールを取り戻してない。敵に勝てるならこんな姿でも受け入れようって思い始めた。これはとても危険な発想だった。

落としたやつからロケットを手にした。策も術もなく真っ正面から攻める。どんな猛烈な攻勢でもかすり傷さえ残せず済む、どこからの攻撃も着弾する寸前で青い六角形のシールドに防げられた。あらゆる手段も脅威になれない今、もうわたしを止めるものがない。低空飛行してる一機に接近、コックビットの強化ガラスを破れてロケット弾を中にする。その爆発はすべての機械じゃ電子装置を破壊、燃え尽す。

最後の二機は自分の無力さを知る、撤退しようとしていた、戦闘は終了です。そのはずのに「わたし」はまだ終わる気がない。負傷の仲間よりも敵の殲滅を優先した、考えてることはわたしでもわかりません、元々思考というものはないかもしれない。逃げるヘリを追い詰めて、テールを捕まって生身の力で無理矢理止めさせた。殴る時に気づいてないヘリが隣に飛び出した、振り下ろすはずの手がもうそこにいない。

ゆい「ウオオォォー」

怒った。最初から怒ってるけど、今はもっとすごくなった、その目はたぶん赤く光ってるだろう。目の前のやつに怒涛の蹴撃を繰り出す、その機能を奪う。もう一度、この身体が変化を起こした。猫爪になった右手が指の間に合計3本鋭い金属が出てきた、映画でよく見える鉄の爪でした。容赦なく対象を分子レベルまで切り刻む。最後の一機は笑うながら殴りを繰り返す、道路に大きいの穴を開いてた。相手はもう沈黙したが、この手は止まりません。ただ一方的殴る、殴る、殴り続けた。都市の被害を構わず怒りのまま単純の暴力、襲撃よりわたしがした破壊が凄まじい。

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ゆい「あの、ラキア教官はなにか知っていませんか?」

ラキア「ふむ、一つ推測がある。今まずは戻りましょう、アイタルさんの運ぶをお願い」

ゆい「え?でもわたしの手は...」

ラキア「なに言ってるのよ、もう再生したじゃない?」

言われたからやっと気付いた、話の間になくした部分はもう元通りでした。こんなの消して通常じゃない。わたしの中に一体なにが起きているの...自分のこともわからない感覚はとてもとても恐ろしいです。

二人を医務室まで運んだあと、ラキアさんから「体育館で待ってる」の連絡を受けた。全部解けたい気持ちを抱え、そこに向かう。ラキアさんはもちろん、シェルターのゲートを開けてくれたお姉さんもいる。

???「唯さんこんにちはー」

ゆい「あ、さっきの優しい先輩!ありがとうございました」

???「自我紹介はまだでしたね、三年のセイネです、よろしくね」

ゆい「ゆいです、よろしくお願いしますー」

ラキア「ではセイネさん、説明をお願い」

セイネ「唯さん、テクニックは知ってるですよね」

ゆい「はい」

テクニックとは、大気中のフォトンを利用し、現象を起こす技。使ったあとはきっとその場にフォトンの痕跡が残る、そのデータを分析すれば術者やテクニックの強度はわかるらしい。

セイネ「一ヶ月ほど前にラキアさんから一つ依頼を受けました」

セイネ「内容はゆいさんのテクニックによるのフォトン残留を調べること」

ゆい「う、うん。結果はどうだったの?」

セイネ「これを読めばわかるはず」

フォトン残留調査報告書 調査対象:星野ゆい

直接教えるより、セイネさんはレポートを見せた、「自分の目で見なさい」の意味です。様々のデータや図表を丁寧に整理した、教科書に比べっても理解しやすいようにしている。あんまり正式すぎて、内容も深く掘り下げている。

ラキア「昨日の訓練データも計算に加えて答えは出ました。ゆい、それを教えて欲しい」

ゆい「は、はい...」

ゆい「調査開始日、4月15日のフォトン残留はアークス平均値の300パーセントでした、順位は学年一」

ゆい「調査終了日、6月1日のフォトン残留はアークス平均値の10パーセント、4月15日の3.33パーセントでした、順位は最低記録を更新しました」

ゆい「わたし...そうなんだ...」

確かに訓練の成績は日々にどんどん下がっていた。元に戻るために毎日の放学後に一生懸命練習した、それでも勝手に不合格で落ち続けた。やっはり、全部無駄だったよね。

ラキア「ゆい、教官として私は生徒たちの努力を知っている、この結果はゆい自身との関係はありません。続きを読んで」

ゆい「フォトン残留の低下と反する、あるフォトンと似ている粒子の量が上昇した」

ゆい「え?これって、どういう意味なの?」

セイネ「はい、現場で採取したサンプルからフォトンと違う何かを検出した」

宇宙は広いです、わたしたちアークスの使っているフォトン以外にエネルギーとして利用できるものは数えないほど数多存在している。ただどれでもアークスの体内に発見されたことはない。

ラキア「確実の証據はまだありませんが、一つだけ、すべてを合理にする説はある」

ゆい「えっと、なんです...か?」

ラキア「ゆいさん、あなたは...」

アークスじゃない


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新光歴239年6月10日 1700
アークスシップ九番艦 ハガル


事件から何日。ナナさんの具合が安定になった次第別病院に転移したというニュースが入って、それからもう会えなかった。あいちゃんの方は場所がわかるから毎日お見舞いに行った、親友だもんね。

アイタル「ゆいちゃん、今日も元気なさそう」

ゆい「うん、ちょっとね」

アイタル「まだ自分のせいに思ってるですか?それならゆいちゃんが悪いじゃないよ、私の傷はもう大分良くなったからもう忘れて」

ゆい「そう、じゃないの。あいちゃんはわからないからー」

実はラキアさんの推論を聞いた日からちゃんと眠れる夜がない。言ったことは全部正しくで有力な推測です、わたしはそれが間違った欲しい。

ゆい「ねぇ、もしわたしはわたしじゃないでしたら、まだ受け入れるの?」

アイタル「よくわかっていないけど、ゆいちゃんはゆいちゃんだよ。どうになっても受け入れます」

ゆい「ありがとう、あいちゃん」

クエスト3 END

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やっばり淡井さんのイラストっていいね~

4話につづくの!→ここ